蕁麻疹 皮膚の痒み アレルギー症状について

みつばち通信

「鍼で蕁麻疹は良くなりますか?」

というご質問を頂きました。

残念ながら、蕁麻疹やアレルギー性の痒みや発疹の場合、鍼は即効性をが期待できません。症状が辛い場合には、皮膚科か内科での診察を受けて、塗り薬などを処方してもらった方が速く症状を抑えることができます。

鍼ができることは、お客様の体質を整えて、回復を助けることですね。

赤みや痒み、熱を伴う症状の場合、体調を崩されている場合が多くあります。この原因となっているのは、消化不良や睡眠不足が背景にあるのですが、お話を伺いながら体にアプローチしていくので、背術とともに生活改善も必要になってきます。

生活の中で、ついつい甘いものや油っぽい食事に偏っていないか、食べる時によく噛んでから飲み込んでいるか、など。場合によっては食べ過ぎていることも原因の一つに考えられるので、一食抜いてもらうとか。そういった食や消化に関する体の負荷を完全してもらうことで体質改善や症状を良くしていくことにつながっていきます。

あれこれ全てを行わなくても良いのです。できることを継続することで体に意識を向けて、状態に耳を澄ますことで、体からのメッセージを感じ取ることが大切です。

時間が多少かかるかもしれませんが、これが一番自然な体の整え直しができてリバウンドの少ない方法です。

小さな事で大きく変わることがあります。体は心地よい方に運んでいくと、きっと活力を取り戻してくれます。

そういう生活の知恵のようなところが鍼灸や東洋医学だと考えています。

ちょっと長い目で見て少しずつ改善していくものが鍼灸と思って頂いて、取り入れて頂けると幸いです。