老化を労わる

ここ最近のお天気は、気持ち良く晴れた日もあれば、雨の日もあって寒暖差もあって、「体温調節がついていけない」という方もいらっしゃるのではないでしょうか?

毎日の天気もですが、日常に溢れている情報もテレビやネットなど様々な報道からの取捨選択に判断したり、知識のアップデートでも「知能が追いついてゆかない」なんてこともあります。今の時代、1日に私たちが見たり聞いたりする情報量は、平安時代の人の一生分に等しい、と言われているようです。

最近、記憶力が不安だわと思いましたが、人間のインプットする量が多いのかなあとも思います。とはいうものの、記憶力だけでなく、聴こえが遠くなったり動作がゆっくりになってくるのは加齢、老化なのかなあと思う今日この頃です。

人間の社会は時間の流れるスピードは速くて情報も刻々と更新していきますが、身体は昔の人と変わっていないのです。平安時代、もっと前の時代からずっと同じように生まれて、生きて、老いていくと思います。

大昔の人が名付けたツボの名前に「養老」というツボがあります。読んで字の如く「老を養う」ツボ。すなわち「良い歳の取り方」のツボです。具体的には、加齢に伴う記憶力の維持、耳鳴り、難聴、腰痛に効果があるといわれます。

身体の老いは、自然現象です。いつまでも若さを保つことよりも、老いるスピードをゆっくりにする捉え方は東洋医学の智慧だと思っています。先人が見つけて効果があったから今まで伝えられてきたツボだと思います。ツボ押ししたりお灸すると健やかに老いてゆけるのだと思うと、少し希望を持てそうですね。

「あれ、最近なんとなく体力的にスピードが落ちてきたな」と感じたら、『養老』のツボでケアしていきましょうね。

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