共生と五行論

大雨の被害が各地で出ています。安全第一でお過ごしください。

多様性や共生社会と言われます。私が思うに、東洋医学の元となる考え方に陰陽五行論があります。陰陽五行論はかつては政治的に指導する立場出会った国の王様や官僚たちがいかに国をまとめて、国民を治め、また川の治水や安定した国の発展のためにはどうしたら良いかを考えるための、考え方でした。

この考え方が医療にも応用されて、川の氾濫や自然災害による被害を病気や感染症の治療に応用したものが体系化され、今日に受け継がれています。

人と人、地域や環境と人、自然と人それぞれの組み合わせにバランスよく互いに活かしあって暮らしていこう、という考え方だと私は解釈しています。

人間の体には呼吸器系、内分泌系、循環器系、消化器系などいろんなシステムがバランスをとりあって健康を構築しています。身体から胃だけ取り出しても働きがないように、体全体のつながりの中にあって内臓や筋肉、血管の機能に意味が生まれてきます。

それぞれの働きや器官、機能がバランス良く機能するのが健康であり、変化しながら揺らぎの中で心地よく心と身体を整えていく知恵が陰陽五行の中にあると思います。

そんなことを、折に触れて考えるのが大好きです。

今週は気温の上がり下りの差が激しいようです。体調に気をつけて無理なさらないようにお過ごしくださいね

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